2016.06.09 クリニック経営

　最近の歯科医院では自費治療の価格を院内に掲示したり、配布しているケースが増えてきましたので、患者さんもある程度の価格に対する知識をもつようになりました。

　さらに他の医院との差別化を計るために考えられているのが、疾患別に保険治療と自費治療を並列にした「メニュー表」です。患者さんは疾患に応じた「メニュー表」を渡されると、その「メニュー表」をもとに自分の望む治療を選択することができます。

　費用がかかっても良い治療を受けるか、それとも安価な治療でとりあえず直すか、材料はどのランクのものにするか、患者さんが自由に選ぶことができます。価格以外にも治療内容の違いが分かるため、患者さんは自費治療に対する漠然とした不安を解消することができます。

　「メニュー表」は患者さんに対して良い影響を与えるだけでなく、院内のスタッフの知識向上にも役立ちます。メニューを持って説明をするということは、自分自身が自費治療に関する内容を知っていなければなりません。

　飲食店であれば当然あるはずの「メニュー表」。歯科医院にあっても良いのではないでしょうか。

税理士法人レガート　税理士　服部誠

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