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コロナ禍のこどもクリニック待合室では絵本の代わりに…?
2023.01.11
昨今、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、多くのクリニックで待合室の図書が撤去されています。
しかし、小児科や小さいお子さんの来院が多い歯科医院などでは、患者さまやその保護者さまにとって、待合室の絵本や玩具は重要アイテム。待ち時間中の緊張や苛立ちを緩和してくれる大切な手段です。
今回は、その重要アイテムを上手に転換した、こどもクリニックの事例をご紹介します。
コロナ禍でのとあるこどもクリニック待合室の様子
こちらのこどもクリニックでも、新型コロナウイルス感染症の発生直後から、待合室の玩具と絵本を撤去していました。
郊外の立地で、ほとんどの患者さまが車で来院されるため、最初の1年間は、順番が来るまで車内でお待ちいただくことを推奨していましたが、このところは、待合室でお待ちになる方が増えてきています。
少しずつ、以前のような、にぎやかな待合室の光景が戻ってきました。
しかし、待っている子どもたちの中には、退屈そうにしている子がたくさんおり、中にはぐずっている子もいます。
そろそろ絵本ぐらいは戻そうか……。そう思っていた矢先、オミクロン株による第7波の大流行が発生して、絵本の再設置計画は頓挫しました。
そこで、絵本に代わる新しい待合室での退屈しのぎ術をスタッフに募ったところ、良いアイデアが2つ出てきました。
コロナ禍のクリニック待合室の工夫
コロナ禍のクリニック待合室の工夫① 使い捨てができる折り紙を配布する
1つ目は、受付で3枚ずつ折り紙を配るという方法です。
ただし、折り紙は適正年齢や好き嫌いがありますので、希望者だけに配布しています。
折り紙は共有するものではないため、感染拡大リスクの面からみても小さく安心です。
また、折り紙は没頭して静かに待つことができるというメリットもあります。
このサービス、静かな人気を得て、親子で折り紙をする光景がすっかり定着してきました。
コロナ禍のクリニック待合室の工夫② 壁を活用して楽しい待合室に
2つ目は壁の活用です。
ポスターを貼ったり、スタッフが作った切り絵や折り紙の作品で、季節の飾りつけをしたりしています。
自然と、待合室の印象が明るく賑やかになりました。
そして、特に患者さまに好評なのが、クイズやなぞなぞ、間違い探しのポスターです。
触って遊ぶのではなく、見て楽しめるものですので、こちらも感染予防に効果大です。絵本が大好きな院長先生自らが描く、「今月のおすすめ絵本紹介」のポスターも好評のようです。
安心して通えるクリニックとなるために
いかがでしょうか。
今回は、コロナ禍のこどもクリニック待合室で絵本の代わりにできる2つのアイデアをご紹介しました。
壁の活用などは、待合室の雰囲気が良くなるなどの嬉しい副次効果もあり、コロナ禍という制限がある中でも、工夫次第で今まで以上に良い待合室づくりの一環になりました。
特にお子さまの多いクリニックなどでは、退屈せずに待てるというのは重要なポイントです。
この様なアイディアは積極的に取り入れ、安心して通えるクリニックとしたいですね。
この他にも、お子さんの多いクリニック事例をご紹介した記事がございますので、こちらも併せてご覧ください。
お子さんの多いクリニック事例についての記事
「親子はみがき教室」で地域に密着した歯科医院
クリニック経営における小さなお子さん連れの患者さんへの配慮
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税理士法人レガート 税理士 服部誠
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