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クリニックにおける“雨の日の外来患者さん”への対応

2020.05.13

雨の日は、どうしても外出が億劫になります。とくに、クリニックに来院する際など、体調がすぐれない時はなおさらです。
そのような場合、クリニックでは、どのような点に留意して患者さんの対応をすればいいのでしょうか。

あるクリニックでの事例をご紹介します。

雨の日のクリニックで見られる患者さんの光景

素早く動くことのできない高齢者の方や体の不自由な方、小さいお子さんをお連れの方などは、雨の中の移動であちこち濡れてしまい、厄介です。

クリニックの待合室でも、雨のなか来院された患者さんが、手持ちの小さなハンカチで濡れた服や鞄を拭き取る光景をよく目にします。

そのような患者さんに対し、クリニックとして何かできることはないでしょうか。

クリニックができる「雨の日対応」の一例

最近では、エントランスや受付で、タオルを貸してくれるクリニックを見かけるようになりました。

先日訪れたあるクリニックでも、雨の日に受付でハンドタオルやフェイスタオルを貸してくれました。濡れた服に気付いたスタッフの方が、「よろしければどうぞ」と、タオルを差し出してくれたのです。

こちらから「貸してください」と申し出るのは、どうしても遠慮してしまいます。だからこそ、スタッフの方から声をかけていただけるのは何とも嬉しく、ありがたいものです。

またタオルは、ハンカチよりも吸水性が高く、ふんわりした手触りがクリニックのスタッフの気遣いと重なるようで、心も温かくなりました。

使い終わった後は、受付の脇に設置されたカゴに返却するシステムですが、どの患者さんもカゴに入れるとき、「ありがとうございました」と受付のスタッフに声をかけているのが印象的でした。

患者さんの立場に立った心配りを

今回は、雨の日の外来患者さんへの対応について、事例をご紹介しました。

こうした事例は、雨の日の憂鬱な気分もどこかに飛んでいくような、心温まるやり取りです。ちょっとした心配りの積み重ねが、患者さんとの信頼関係をさらに深めていくのかもしれないなと実感しました。

税理士法人レガート 税理士 服部誠

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