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歯科医院での“役割分担”が生み出す組織医療・医院経営への効果
2019.12.11
昨今では、多くの歯科医院において、組織医療や医院経営などの観点から“役割分担”が行われています。具体的には、ブラッシング指導や患者さんの相談対応をはじめとするケアの仕事は歯科衛生士が担当し、歯科医師は治療に専念するのが一般的です。
こうした役割分担は、組織医療や歯科医院の経営にどのような効果をもたらしているのでしょうか。
実は、さまざまな点でメリットがあります。
歯科医院での役割分担がもたらすメリットとは
たとえば、役割分担をすることによって、それぞれの専門性を生かした「組織医療」としての業務効率を高めることができます。そのため、患者さんや歯科衛生士にとって多くの利点があります。
また、治療を必要としない患者さんがケアを目的に来院することは、口腔内の変化に早く気付くこととなり、早期発見・早期治療にもつながります。
さらに、治療中の患者さんにとっても、次の治療までの期間が空いた場合の「治療中断」を、ケアのための来院によって防止することができます。こうしたメリットが、歯科医院の役割分担によってもたらされます。
患者さんとのコミュニケーションや仕事への向き合い方にもプラスの効果が
別の視点からみると、歯科医師だけでなく、歯科衛生士も患者さんの担当として配置されることにより、患者さんからの相談や悩みが気軽に発信してもらえるようになります。そのため、コミュニケーションが深まります。
また、歯科衛生士にとっては、「ケア」という分野を任されることにより、自分の役割を自覚して患者さんに接することができるようになります。個々人が自分の仕事に責任を持って治療にのぞむことは、結果として、医院全体のレベルアップにつながります。
役割分担はあらゆる医院・スタッフに応用できる
ここでは歯科医院の事例をご紹介しましたが、このような考え方は、診療科を問わず全ての医院・全てのスタッフに当てはまります。
全スタッフに対し「プロとしての自覚と責任」を持つよう働きかけ、適切に仕事を与えることで、患者さんのために全員で医院を良くしていこうという意識が芽生えます。それが結果的に、医院の繁栄につながります。
税理士法人レガート 税理士 服部誠
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