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患者さんとコミュニケーションを図るために
2018.10.15
クリニック経営において、コミュニケーションはとても大切です。
世の中には、おしゃべりが得意でいつも場を和ますことができる人、おしゃべりは好きだけれど話題を見つけられずきっかけ作りが苦手な人、一人で静かにしている方が好きな人。いろいろなタイプの人がいます。
また、医師や看護師にもいろいろなタイプがいますが、患者さんとより良いコミュニケーションを図り、和やかな空気の中で接するためには、得手不得手に関わらず、ある程度の会話が求められてきます。
とくに医療の現場では、何気ないおしゃべりから患者さんの体調のサインが発せられる場合もあるため、日々の会話はとても重要となるのです。
クリニック経営に欠かせないコミュニケーションを円滑にするために
そこで、カルテを作成する際に、通常のカルテとともに患者さんごとの「コミュニケーション・カルテ」を作ってみてはいかがでしょうか。
このカルテには、院長のみならず、看護師を含むスタッフ全員が、患者さんとの会話の中で得た情報を記録していきます。
例えば、
- 病歴
- 過去に受けた診療の内容
はもちろんのこと、
- 趣味
- 家族構成
- 生活習慣
- 食の好み
- 悩み
- 過去の診療等で感じた苦情(他院での診療も含め)
等も記録します。
患者さんの情報をクリニック内で共有することで、診察や処置等を通じて、自然と会話の中にこれらの情報が活かされていきます。患者さんにとっても、自分の身の回りのこと、家族のことまで知ってくれていることは、安心感となり、評判にもつながります。
より良いコミュニケーションがクリニック経営を促進する
コミュニケーション・カルテは、地域の患者さんと医院をつなぐきっかけとなります。かかりつけ医としての親近感を増すためにも、地域に根差すクリニックとしての基盤を固めていくには効果的でしょう。
とくに会話が苦手な方は、コミュニケーション・カルテを積極的に活用してみてください。きっと、患者さんとの会話を円滑にしてくれるはずです。
忙しい中、細かなことを記録していくことは確かに手間がかかります。しかし、細かい情報まで記録することで、スタッフの患者さんを思いやる気持ちも高まり、より患者さんの全てを知ろうという心がけにもつながっていくのではないでしょうか。
より良いコミュニケーションを実現し、クリニック経営に役立てていきましょう。
税理士法人レガート 税理士 服部誠
税理士法人レガートは、中央区銀座より様々な情報発信をしております!
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