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連載『税務調査とは?』
2012.05.24
税理士法人レガートの“税務調査ブログ”です。
■税務調査って何ですか?
「税務調査」とはよく聞く言葉ですが、税務調査をきちんと理解されている方は
意外と少ないのが実態です。
税務調査とは何かといいますと、税務署の国税調査官という公務員が会社や自宅
に来て、帳簿や証憑類などを確認して、税金の計算に誤りがないかどうかを確認
することです。
その場合、調査官が帳簿などを見てよくわからないことがあると質問してきます
ので、それに回答しなければなりません。
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○「この交際接待費って、誰と行ったのですか?」
○「これは4月の売上になっていますが、3月の売上ではないですか?」
○「奥さんが役員になっていますが、奥さんは具体的にどんな仕事をしている
のですか?」
○「この取引に関する契約書を見せてください」
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あくまでも例示ですが、このような質問が典型的なものです。
帳簿の内容を確認するだけなら税理士が回答できるのですが、社長や会社の人で
ないとわからないことも多いため、実際には調査官の質問には、社長や経理担当
者に回答してもらうことになるのです。
税務調査で大変なのは、時間的拘束かもしれません。
短いときは1日で終わる税務調査もあるのですが、2日~3日間程度行われるの
が普通です。
午前10時から始まり、正午あたりから昼休憩をはさんで、夕方3~4時頃まで
行われるのが一般的なパターンです。
2日~3日間というのも、税務調査であまり問題が出なかったときであって、
問題が出れば出るほど、その日数はどんどん伸びていくこともあります。
社長としては、税務調査の予定が入ってしまいますと、税務調査に対応する間は
仕事の時間がとられてしまいますので少々大変です。
しかし税務調査といいましても、ずっと質問されているわけではありませんので、
電話の対応など、通常の仕事をしていただいて構いません。
また、社長でなければわからないようなコアな質問が終われば、外出してしまっ
ても全く問題ありません。
税務調査の日程は、2週間位前に税務署から連絡があり、相互の日程を調整して
決めることが通常です。
しかし、事前の連絡なく税務調査が行われる、つまりある日突然いきなり、
調査官が会社にやってくることもあります。
これは「無予告調査」と呼ばれるもので、飲食店などの現金商売をされている
会社などで時々行われています。
(つづく)
最後までお読みいただきありがとうございました。
税理士法人レガート 税理士 服部誠
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