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飲食店の損益改善
2017.04.20
FL比率とは
飲食店で利益を出していくには、FL比率を毎月確認して、改善していく必要があります。
FL比率とは、FLは【food】と【labor】の頭文字で、【仕入】と【人件費】のことです。
【food】=仕入原価率は、一般的な飲食店であれば25~30%以下。
【labor】=人件費率は、20%以下。
仕入と人件費の合計で、50%以下を目安に店づくりをしないと、家賃や固定費で資金繰りを圧迫してしまいます。
科 目 | 金 額 | 対売上 |
売 上 |
1,000,000 |
100.0% |
仕 入 |
320,000 |
32.0% |
売上総利益 |
680,000 |
68.0% |
人件費 |
230,000 |
23.0% |
地代家賃 |
250,000 |
25.0% |
他固定費 |
180,000 |
18.0% |
経常利益 |
20,000 |
2.0% |
例えば、上記のような損益状態の店舗の場合で、借入返済が月3万円とすると、利益2万円ですので、確実に資金が回りません。
この時に、原価率 32.0%→30.0%に改善することで、利益4万円が確保できることになり、借入返済が可能になります。
科 目 |
金 額 |
対売上 |
改善後 |
対売上 |
|
売上 |
1,000,000 |
100.0% |
1,000,000 |
100.0% |
|
仕入 |
320,000 |
32.0% |
⇒ |
300,000 |
30.0% |
売上総利益 |
680,000 |
68.0% |
700,000 |
70.0% |
|
人件費 |
230,000 |
23.0% |
230,000 |
23.0% |
|
地代家賃 |
250,000 |
25.0% |
250,000 |
25.0% |
|
他固定費 |
180,000 |
18.0% |
180,000 |
18.0% |
|
経常利益 |
20,000 |
2.0% |
40,000 |
4.0% |
特に、銀行融資の事業計画を作る時は、上記のポイントを考えて、売上目標の設定や原価率の設定をする必要があります。
税理士法人レガート 税理士 土田拓己
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