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コロナ問題に伴う「旅行支援 “GoToキャンペーン”」について
2020.06.26
今回は、観光業を救う大きな一手として創設された旅行割引支援「GoToキャンペーン」事業についてお知らせいたします。
旅行割引支援「GoToキャンペーン」とは
制度の概要
新型コロナウイルスの感染拡大は、観光需要の低迷や外出自粛の影響により、地域の様々な産業に対して甚大な被害を与えています。
このため、コロナの流行が収束した後には、日本国内における人の流れと街の賑わいを作り出し、地域を活性化するための需要喚起が必要となります。
そこで、コロナの流行収束後において、甚大は影響を受けている【観光業】【運輸業】【飲食業】【イベント・エンタメ業】などを対象に、期間を限定した官民一体型の需要喚起キャンペーンを講じることとなりました。
GoToキャンペーンは『4つ』の事業に分類
(1)Go To “Travel” キャンペーン【旅行】
旅行会社や旅行予約サイトを通じてキャンペーン期間中に旅行の予約をした場合に、その旅行代金の【2分の1】相当額が支援されるというものです。
上限は、1人当たり一泊2万円、日帰りは1万円とされ、支援額の7割は「旅行代金の割引」で、残り3割は旅行先での飲食やお土産を購入する場合に使える「地域共通クーポン」として付与される予定です
連泊した場合もその日数分が支援の対象になりますが、キャンペーン期間中に限られるため注意が必要です。
(2)Go To “Eat” キャンペーン【飲食】
オンライン飲食予約サイトを利用して、キャンペーン期間中に飲食店を予約し飲食した場合に、その飲食店で使えるポイントが付与されるというものです。付与されるポイントは一人当たり最大1000円の予定です。
また、登録飲食店で使える割引券(2割相当)が付いた食事券も発行される予定です。
(3)Go To “Event” キャンペーン【イベント・エンタメ】
チケット会社を利用して、キャンペーン期間中にイベントやエンターテインメントのチケットを購入した場合に、2割相当分の割引やクーポンなどが付与されるものです。
(4)Go To “商店街” キャンペーン【消費喚起】
商店街等によるキャンペーン期間中のイベント開催や、プロモーション、観光商品の開発など、新たな取り組みが行わる予定です。
GoToキャンペーンの実施は8月にずれ込む?
コロナ後の需要喚起策としての「GoToキャンペーン」は、当初、経済産業省が7月中の開始を見据えて準備していましたが、国会で高額な委託費が問題となり、現在の見通しでは「8月の早い段階」から実施予定とされています。
観光業やイベント業にとって大きなカンフル剤として期待されている制度ですので、一刻も早く実施して欲しいものです。
以上、ご参考になれば幸いです。
新型コロナウイルス関連 支援情報
税理士法人レガートでは、今後も新型コロナウイルスで影響を受けた法人や個人事業主の方へご参考になるような支援策をご紹介する予定です。
以前の新型コロナウイルス関連支援情報については以下のURLからご覧いただけます。
新型コロナウイルス関連 支援情報一覧
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税理士法人レガート 税理士 服部誠
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