相続専門税理士服部誠の「相続情報マガジン」

実勢価格と相続税評価額の逆転現象

2015.11.16

■実勢価格と相続税評価額の逆転現象

　バブル当時は、不動産価格の急騰とともに相続税評価額も引上げられていました。そしてバブルの崩壊で土地の実勢価格は急落するのですが、相続税評価額の引き下げがそれに間に合わず、表題のような現象がみられるケースが相次ぎました。

　このようなときには、相続時に相続税評価額を下回る実勢価格で申告し、税務署の判断を仰ぐという試みも無駄ではありません。不動産鑑定士などの評価を基に申告すれば、さらに認められる可能性が高まりますので、検討してみる価値はあると思われます。

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